みたかった景色
東伊豆チャレンジ#007に出場してくださったみなさん
ありがとうございました。
長文を読むのが苦手な方、ごめんなさい。
だらだらと長くなってしまいました。
良かったらお付き合いください。
2週間前から天気予報とにらめっこして過ごしました。
当初は無風ー微風の予報でした。
そうだったとしても伊豆の海上は少しは風が吹くんですが
みなさんに感じてもらいたい海になって欲しくて祈り続けていました。
「海の息吹=風とうねり」を感じてもらいたくて
僕はこのイベントを営んでいます。
この海にはそれがありますので。
当日はサイズは大きくなかったようですが
コース取りによって違う状況があったようで
ナビゲーションの醍醐味を感じたという感想を多くお聞きしました。
海の息吹を感じてもらえて
陸上で右往左往していただけの僕でしたが
とても嬉しいです。
表彰式にほとんどの選手が参加してくださって
上の写真のように笑顔で互いを称えているシーンに溢れていました。
僕はこのシーンが見たいのも
イベントを営む動機のひとつです。
僕自身が
モロカイチャレンジやThe DOCTORで包まれた空間のような。
三流パドラーの僕ですが
好きが高じたのとシツコイ性格のおかげで
海外の島から島へ渡る経験をさせてもらいました。
三流だろうと何だろうと
今日のあの海を一緒に渡ったお前は凄い。
そうやって受け入れてくれるあの空間に
僕は人生観を変えられました。
楽しく漕ぎ続けることで幸せに過ごせています。
いろんなカタチのパドリング ハッピーがあるんじゃないか。
そんな思いがあります。
今回のレースには
オーシャンパドリングにおける
国内のトップ選手のほとんどが集まってくれました。
海外レースのようにトップ選手から愛好家まで
一堂に会して
海の息吹が力強い海を一緒に渡る。
そんな時間になったようで感無量です。
ほんとうにありがとうございます。
自分がもらって、その都度感激してきた
完漕者(フィニッシャー)メダル。
これを今回やっとみなさんに贈呈できました。
みなさん結構喜んでくれていたようで
それも嬉しいです。
あの日のあの海を一緒に渡った証です。
2009年から一緒に
去年に続いて
奄美大島から白畑瞬選手がチームメンバーと共にエントリーしてくれました。
知る人ぞ知る、
日本のオーシャンパドリングのトップ選手です。
彼とは2008年に知り合って
一緒にモロカイチャレンジを目指して
何度も風に吹かれて漕ぎました。
2009年から2011年まで
3年連続一緒にモロカイチャレンジに遠征しました。
閉会式でお話しし2010年モロカイでのエピソード。
それ以降
彼はオーシャンパドリングを日本に普及することを職業にすべく
行動を起こして試行錯誤して
Amanico を設立して
オーシャンパドリングの普及にまい進しています。
2009年のモロカイチャレンジ初挑戦のときに
ハワイで牧野「ミーさん」清美さんにお会いしました。
夕食に誘ってもらっていろいろ話しました。
細かいところまで覚えてませんが
日本でオーシャンパドリングが
全然流行っていないことを話したことを覚えてます。
ミーさんは香港ドラゴン・ランや
ハワイのマウイ2モロカイ、モロカイチャレンジ
カナカイカイカレースで多くの凄い経験を積んだパドラーです。
ミーさんも日本のオーシャンパドリングの普及を応援してくれていて
僕も会うたびにいつも励まされています。
ご自分もいまでも奄美大島を拠点にパドルし続けています。
去年の東伊豆チャレンジ#005の女子チャンピオンで
ICF世界選手権の年代別メダリストです。
今年のレースも第2位、本当に凄いですよね。
こちらはこちらで
一緒にモロカイチャレンジを目指して
まだ私的なトレーニングだった東伊豆チャレンジの頃から
一緒に漕いできた
浜地憲太郎さん、板垣俊輔さんも
それぞれ重要な役回りでレースを支えてくれています。
Amanicoのみなさんが奄美大島から日本に向けて
オーシャンパドリング普及の種を蒔いて芽を出して育んでいる。
それに対して
遅れること幾数年になりましたが
ようやく僕らもその後を追うことができつつあるのかな、と。
一緒にオーシャンパドリングを盛り上げていけそうだな、と。
そんなレース後の感慨が自分自身とても嬉しいです。
応援に恩返しを
2020年秋のテストレースから
主に東伊豆町のホテルや飲食店、
そしてサーフショップの方々から協賛をいただきました。
個人でご協賛いただいているパドリング仲間もいます。
全て先方からお申し出いただいたものばかりです。
本当にありがとうございます。
まだこの先どうなるか分からないイベントなので
協賛をお願いできる立場でないと思い
こちらからお願いしてきませんでした。
今回ご協賛いただいたインフィニティ株式会社様も
僕自身が15年以上愛用していることも奏功したのか
ご縁があってお申し出いただきました。
テストイベントから8回を数え
ようやく形になってきたと思いますので
これからは協賛について相談をし始めようと考えています。
閉会式でお話しした野望に向けて。
そして
これまでにお申し出いただいてご協賛くださった先様に
恩返しをするところまで行ないたいです。
東伊豆町役場様と伊豆漁協 稲取支所様にも
大きな応援をいただいております。
恩返しになるようなところまでがんばります。
最後に
2020年にワンウェイレースをやろう
と思えたのはIRBライフガードたちがいたから。
僕はオーシャンパドリングと同じくらいに
IRBが大好きです。
様々活動してきて多くのIRB仲間がいます。
そんな友人たちがIRBでは日本有数の実力です。
それがこのイベントを支えてくれています。
海の息吹が強いときにも
みなさんにレースをして欲しい。
息吹を全身で感じて欲しい。
それを実現してくれているのは
IRBライフガードの存在があるからです。
また別のブログで
IRBライフガードについての想いを書きますので
ここでは今回のメンバーへのお礼だけ。
ゴリさん、マーシー、
タケト、ひかり師匠、
ハルト、ナオキ、
みんな最高です!
いつもありがとう!!
レースディレクター
井藤 秀晃