リビング階段の良し悪し

リビングに集まるのは心地よいですか?

今日は一戸建てのリビング階段について僕の意見を書かせてもらいます。

「リビング階段はアリ!」です。

階段が通気口の役割をしてしまい建物の温度管理が難しいという意見もあります。それは建物自体の断熱性をしっかり施工すればカバーできます。日本の一戸建ての断熱性能はあまり良くありません。むしろ悪いと言ってもいいくらいです。その話題は別の機会にするとしまして、僕はリビング階段は良いと考えます。


 独立して事務所を始める前は建売住宅を分譲する会社に在籍していました。その建売分譲住宅の間取りを決めるとき、

一階にリビングを配する場合、リビング階段をよく採用しました。

 よく言われる通り、そうすると家族が自分の部屋に入るまでに必ずリビングを通るので、家事をするお母さんなど、家族と顔を合わせる機会が多くなるからです。

 さいきんは勉強の良くできる子の中にリビングで勉強する子が多いと聞きます。

 子供は中学・高校になると家族と接するのが煩わしく思うこともあるでしょう。みなさんのお宅では如何ですか? 何を隠そう僕がまさにそうでした。できれば家族の顔は必要最小限しか見たくない、なんて感じで。

 

 でもそれはできるだけ避けた方がいいと思うんです。それは僕自身の経験からの意見です。

 

 

 

怖い親父に山のように用事を言いつけられたけど

 

 僕の親父は自宅に事務所を構えて設備関係を主とする会社を営んでいました。晩年は体調が悪かったのもありほとんど在宅していましたので、僕の顔を見ると必ず「外階段を掃き掃除しろ」、「●●のペンキを塗れ」、「●●のコンクリ床を補修しろ」

など自宅建物の管理のこととその他、家事なども諸々指示をされたものです。中学に入ってからは部活が忙しかったのもあり、

半分くらい聞き流していたわけですが(苦笑

 実家は当時では珍しいRC3階建てで、僕が中学3年になるまで1階でお袋がスーパーを営んでいました。小5から卒業までは塾に通った期間を除いて閉店までの30分、頻繁に僕が店番をしました。その間にお袋が晩御飯の用意をしていました。親父に「お前は長男なんだから、やれっ」と言われて。

 それに合わせて小学校高学年の頃から2階や屋上を徐々に改修して大学生が3~5人入居する下宿を営んでいました。その改修工事は親父の会社の工事部長がやったのですが、僕は部活の合間を縫ってそれを手伝いました。夜にもやらされるんです(笑)

 また下宿人の電気代や家賃の計算と集金は、中学生から就職し仕事に就き、実家を手放すまで僕の仕事でした。物心ついたころから家の仕事を年相応以上に任されてきました。

 親父はいつでも口を開けば「お前は長男なんだから、やれっ」、でした。

 いやぁ、いま思い出すと懐かしいなぁ。。。

 当時の実感は、「押し付けられた」、「面倒くさい」というものでしたが (^_^;)

 いま思うと全部よい経験です。自宅の補修や改修の工事を手伝ったおかげで建築に興味を持ち、大学時代のバイトは工事現場がメインでした。その影響で新卒でゼネコンに就職し、住宅に携わる仕事に思い入れが強くなって今に至ります。この仕事に就くきっかけになっていたわけです。

 そして親父の無茶振りに応えるために身に着いたアドリブ力が、いまの僕の長所のひとつになっています。とにかく何とかしないと怒られるので、言いつけられた用事は必ず何かしらの形にしました。そのために一所懸命に考えて臨みましたので応用力が養われたと思います。それらは結局息子である僕のためになったわけですから、親父には感謝しています。しつこく書きますが、ものすごく怖かったですが笑

 

 やはり家族とは顔を合わせて、何がなくても少しでも会話をすべきですね。親父は昭和4年生まれの頑固者で面白いこと一つ言わない人でした。なにか僕と会話する意味もあって、面白い話の代わりに山のような用事を言いつけてきたのでしょうね、きっと。用事を言いつければ報告をするわけで、会話が続きますもんね。

 僕はまだ家庭を持ってませんが、自分自身も家事をやるでしょうし、子供ができたら年相応に家の用事を任せるつもりです。僕のように嫌々やるのか、素直に進んでやるのか、今から楽しみです。

 リビング階段、僕は断然おススメです!