オーシャンパドリングを楽しむ
2021年を振り返ります。
コロナ禍で行動制限が敷かれた中、
できる限りの対策をして
東伊豆チャレンジを2回開催できました。
去年10月のテストレースから数えて3回。
参加してくれた選手のみなさん。
日々の感染予防に努めたうえでの2週間の体調チェック。
行動制限の中も各自の規範のなかでのパドリングの日々。
それを受けてのレース出場。
苦労も少なくなかったことでしょう。
ありがとうございました!
どんなときも
パドリングを楽しむ皆さんのライフスタイルがあったればこそ。
こういう状況下でも
オーシャンパドリングを楽しもうと
生活レベルで馴染ませておられて。
それが垣間見れて心から嬉しかったです。
東伊豆チャレンジ、
来年も
5月に14km強のメインレース、
10月に6km前後のサブレース、
2開催を目指します。
僕自身、
パドリングを習慣にしています。
心身を健やかに保つことにとても貢献している実感があります。
パドリングが。
これをもっと多くの人に知ってほしい。
実践してほしい。
そう強く思いました。
川や海で漕ぎましょう
来年は、
僕の日々のパドリングのゲレンデである多摩川で
これまでパドリングをしたことがなかった人たちに
気持ちよく漕いでもらえる環境を作ろうと考えています。
いまはライフセーバーを中心とした
パドリング競技を嗜む人たちのサポートをしています。
彼・彼女たちが今よりも漕ぎやすくなって、
さらにパドリングスポーツ未経験のひとたちの
漕ぎ始める第一歩を踏み出しやすいように。
プローンパドルボードとサーフスキーをメインにして。
プローンパドルボードは
サーフィンだけでなくマリンスポーツをするにあたって
すべての基礎になる動きが身に付きます。
実践しながら
海での自己防衛や安全管理も理解できるように
お伝えできますし。
川で基礎を身につけた方を伊豆にお連れして一緒に漕ぎたいと思っています。
春には
そんな環境を整えたいな、と。
折々に
準備の状況を
こちらで報告をしていきます。
生態系の中の小さな一部だと実感すること
パドリングをしていて僕が感じていること。
特に海で岸から離れて漕いでいるときに。
それは
自分は生態系の中のちっぽけで小さな一部の存在だな
ということです。
人力のみの状態で自然の中に放り込まれているわけですから、
様々に試されます、海に。
うねりに調和できないと落水したりうまく漕げなかったり。
調和できたときには気持ちよくうねりの乗れて漕ぎ進めたり。
イルカの群れに囲まれて並走したり。
トビウオがビュンビュン飛んでいるなかを漕いだり。
サメに体当たりされた、なんて友人も(苦笑)
進行方向の目印になる山の稜線や建物を見つめながら
周囲の海のうねりを見ながらそれに合わせようと
淡々と漕ぐときは
日々の悩みは頭に浮かびません。
ただ淡々と漕ぐことだけ。
それが瞑想に近いんじゃないかと思っています。
だから心の平穏を得られるんじゃないでしょうか。
大自然そのものの海の沖のほう。
そこで人力のちっぽけさを実感すること。
とても謙虚な気持ちになります。
人間なんてほんと無力だ、と。
その反面、
海に調和できたときの喜びを感じられたり。
自然の中の小さな存在ではあるんだけど、
そこに馴染めるというか、
その一部なんだと思えるというか。
そういう体験を
多くの人に共有したいんです。
もっと海に調和できるようになりたい
個人的には
オーシャンパドリング普及の老舗の
KANAKA沖縄が7月に開催した海峡横断レース
O2Y(Okinawa To Yoron)
出場を目論んでいましたが
6月上旬のトライアルで
不甲斐ない結果となって落選。
これは
三浦半島で行った15Kmトライアルの
ゴールの葉山でのひとコマ。
体力が保たず視野が狭くなって
海に調和できませんでした。
まずはロングパドルに必要な基礎体力を身につけなきゃダメですね。
O2Yには出場できませんでしたが、
12フィートプローンパドルボードで
漕ぐ日々を過ごして
M2Oヴァーチャルレースに挑戦しました。
本場ハワイの海峡横断レース
M2O(Molokai To Oahu)が
コロナ禍で開催できない代わりに
主催者が世界中のパドリング愛好家が参加できる
ヴァーチャルイベントとして開催してくれたんです。
本番の32マイルではなく
半分の16マイルがノルマでした。
僕は
熱川海岸から宇佐美海岸まで約27kmを。
やっぱり20km過ぎから
体力が保たなくて海と調和できませんでした。
でもすごい達成感でした。
やってよかったです。
最近はボードをあまり漕いでいません。
冬真っ盛りですが
これからはボードを漕ぐ時間を増やします。
来年はもう少しプローンパドルボードで海に調和できるようになりたいので。
少しでも多くのひとにこのパドリングの楽しさを感じてもらえるように、
2022年は頑張っていきます。
2021年
パドリングでお付き合いいただいたみなさん、
ありがとうございました!!