L-SHIPに辿り着くまで(その3)

事務所を設立!

 例のリーマンショックがあり、以前勤めていた会社もその影響を受けて厳しい状況に直面しました。建売や宅地などの在庫物件がなかなか売れずに、原価ギリギリだったり原価割れをして処分するようなことが多くなりました。それは他の不動産会社も同じように直面していた厳しい市場環境でした。その頃になると僕は番頭格で仕事をさせてもらえるようになっておりましたので一所懸命でした。しかしなかなか明るい展望は開けず、金融機関から毎日のように経営改善を求められました。社長と話し合いながら一緒に頭を抱える毎日でした。そんな中、社長の次に給料の高かった僕が退職することは、よいリストラ効果があると金融機関に示すことができるだろうということが話題に出ました。確かのその通りだと思いました。元々僕が独立志向でいたことは社長も承知しておられたので「できるバックアップは惜しまない」という言葉をもらったことと、「ピンチはチャンスだ!」というポジティブ思考から、2010年2月に自分の会社を作りました。

 会社を作ったといってもそれまで勤めていた会社の社屋の一部を社長の許可を得て間借りしての船出でした。当然残務も少なくなかったのでそれらを会社同士の業務提携という形態でこなしながら、L-SHIPの不動産業の開業の準備を進めました。
 4月には以前の部下を迎え2人体制になり、6月に宅地建物取引業者の免許を取得しました。8月に駐車場跡地を仕入れて3区画の宅地分譲事業を手掛けることができました。続けて新しい事業用地も仕入れて順調なスタートを切りました。
 しかしそんな矢先に東日本大震災が起こりました。

 被災地を筆頭に日本全国が大変な状況になる中、リーマンショック以上に厳しい市場環境となって、在庫であった宅地を赤字で処分するなどしてL-SHIPもご多分に漏れず存続の危機の波を連続して受けました。

 事務所の運営が厳しくなり、起業のときに入社してくれたかつての部下には別の会社に移ってもらいました。その彼がL-SHIPに関わったことで不幸にさせてしまったのではないかと、当時は頭を抱えて悩んだものでした。しかし折々に便りを送ってくれていまして、いまでは移った会社で活躍されているようでいつも嬉しく思っております。
 

 そこから今日まで何とか潰れることなく、以前からお付き合いのある地元の地主の方の賃貸アパート建設のコンサルティングや、多摩川に近い賃貸マンション・賃貸アパートの仲介、友人知人やその紹介の方のマイホーム購入の仲介、などをさせて頂いてきました。
 今では一般顧客の方々への中古住宅のリノベーションのご提案や、地主の方や法人の不動産活用のコンサルティング、ディベロッパーの依頼を受けた用地買収の交渉など、幅広く不動産や住宅の売買や企画に関わらせてもらっております。

 これからは建物インスペクターの資格を取り、僕自身が建物の診断ができるようになろうと考えています。そうすることで一般顧客に中古住宅のリノベーションの提案をするに当たって今以上に深く提案ができるようになるはずですので。

 かつて2級建築士の勉強をしていたとき、自分の部屋で勉強するととても集中できました。その時と同じように打ち込むために、同じ配置になるように部屋の模様替えをしました。まだ部屋全体の整理はできてませんが勉強机は整っていますので勉強しつつ細々した部分の整頓を進めることにします(笑)

 

 L-SHIPという名前には意味があります。「Land」を生み出したり吟味したりして、そこに築かれる「Life」を豊かなものにするお手伝いをする会社になるぞ、という想いを込めました。

 名詞のあとに「ship」と付くとその言葉に特別な意味を持たせるようになると感じていました。「~SHIP」という単語ってそうじゃありませんか?

 だから「Land」と「Life」の頭文字「L」に「ーSHIP」を添えたというわけです。

 そのような特別な仕事をすべく、常に全力で臨んでいます。

 

 このような道を辿ってきた僕です。人となりの一端がお分かり願えたら嬉しいです。

 こんな僕ですが、面白そうだと思って頂けたらぜひお声がけください。

 

*「L-SHIPに辿り着くまで(その1)」
*「L-SHIPに辿り着くまで(その2)」